初心者・再開者向け卓球ラケットの選び方|木材・カーボン・重さの基本を解説

卓球ラケットは、素材や合板の枚数、重さ、グリップの形によって、弾み方や振りやすさが変わります。

初めてラケットを選ぶ人や、久しぶりに卓球を再開する人は、種類が多く、どれを選べばよいか迷うかもしれません。

最初の1本では、無理なく振れる重さか、弾みが自分に合っているかを見て選ぶとよいでしょう。

選ぶラケットは、ブランクの長さ、練習頻度、昔どの程度打っていたかで変わります。

この記事では、初心者・社会人プレイヤー・ブランクのある卓球経験者向けに、卓球ラケットの選び方を解説します。

木材ラケットとカーボンラケット、5枚合板と7枚合板、重さ、グリップの違いを順に解説していきます。

ラケットとラバーをセットで選びたい人は、こちらの記事も参考になります。

30代・40代が卓球を再開するときのラケット・ラバーの選び方

初心者・再開者が最初にラケットで確認したいこと

最初の1本を選ぶときは、ラケット本体の弾みだけでなく、重さやこれからどのくらい練習するかも考えて選びましょう。

特に、無理なく振れる重さか、弾みが強すぎて力加減がしにくくならないかは確認したいところです。

シェークハンドでは、ラケット本体の両面にラバーを貼って使います。ラケット本体が重く、さらに厚いラバーを貼ると、完成後の重さも増えます。ラバーの種類によって弾み方も変わるため、本体だけでなく、ラバーとの組み合わせも見ながら選びましょう。

ブランクが長い人や、フォア打ち、バック、ツッツキ、軽いドライブなどを練習しながら、基本技術を身につけていきたい人には、木材5枚合板が向いています。

昔ある程度打っていた人や、これから継続して練習する人は、少し弾む木材5枚合板や7枚合板を選ぶとよいでしょう。さらにスピードや威力を求めるなら、カーボンラケットも候補になります。

木材ラケットとカーボンラケットの違い

初心者やブランクが長い人は、最初の1本に木材ラケットを選ぶとよいでしょう。

木材ラケットは、木材だけを貼り合わせて作られたラケットです。弾みを抑えたモデルから、スピードを出しやすいモデルまであり、5枚合板か7枚合板かによっても打球感や弾み方が変わります。

木材ラケットには、スピードのあるボールを打ちやすいモデルもあります。基本技術を確認しながら再開したい人には5枚合板、木材の打球感を残しつつ、もう少し弾みが欲しい人には7枚合板が向いています。

カーボンラケットは、木材にカーボンなどの特殊素材を組み合わせたラケットです。反発力が高いモデルが多く、スピードや威力を出したい人に向いています。

昔から攻撃中心でプレーしていた人や、木材ラケットよりもさらに弾みが欲しい人には、カーボンラケットも候補になります。

ただし、初心者やブランクが長い人が最初からカーボンラケットを選ぶ必要はありません。弾みの強いラケットに弾みの強いラバーを組み合わせると、力加減を調整しにくくなることがあります。最初の1本では、重さと弾みの強さが自分に合う木材ラケットから選ぶとよいでしょう。

5枚合板と7枚合板の違い

5枚合板と7枚合板は、ラケットに使う木材の枚数が異なります。

枚数だけで性能が決まるわけではありませんが、5枚合板には、適度な弾みとコントロールを重視したモデルが多くあります。基本技術を身につけながら卓球を再開したい人や、回転をかける感覚を大切にしたい人に向いています。入門向けだけでなく、回転やスピードを出しやすいモデルもあります。

7枚合板には、木材の打球感を残しながら、5枚合板よりも弾みや威力が出やすいモデルが多いです。昔から攻撃寄りでプレーしていた人や、木材ラケットでもう少しスピードを出したい人に向いています。

木材の種類や板の厚さによって、同じ5枚合板・7枚合板でも重さや弾み方は変わります。

ラケットの重さとグリップを確認する

ラケットを選ぶときは、弾み方だけでなく、重さやグリップの形も確認しましょう。

ラケット単体では軽く感じても、両面にラバーを貼ると完成後の重さは増えます。特に厚めのラバーを選ぶ場合は、ラケット本体の重量も確認してください。弾みの強いラバーを選ぶ場合は、完成後の弾み方も合わせて考えましょう。

ラケット単体は80g台をひとつの目安にする

最初の1本は、ラケット単体で80g台を目安に選ぶとよいでしょう。

70g台後半のラケットは、軽めのラケットを選びたい人や、重いラケットを避けたい人に向いています。

80g台前半から中盤は、軽すぎず、重すぎないラケットから始めたい人に向いている重量帯です。

80g台後半は、ある程度の重さが欲しい人に向いています。

重量表記は平均値で、同じモデルでも個体差があります。下の表にある重量は、おおよその目安として考えてください。

シェークハンドのグリップは握り方に合う形を選ぶ

シェークハンドのグリップには、フレアやストレートなどがあります。

フレアは、グリップエンドに向かってゆるやかに広がる形です。握ったときに手に収まりやすいため、初めてシェークハンドを選ぶ人に向いています。

ストレートは、同じ幅で直線的に伸びた形です。握る位置を変えながら打ちたい人や、昔からストレートを使っていた人に向いています。

初めてシェークハンドを選ぶ人は、手に収まりやすいフレアから選ぶとよいでしょう。以前からストレートを使っていた人は、同じ形を選ぶとよいでしょう。

シェークハンドとペンホルダーはどう選ぶ?

これから卓球を始める人は、シェークハンドから始めるとよいでしょう。シェークハンドは両面にラバーを貼り、フォアとバックの両面で打つ形です。基本的なフォア打ちやバックハンドを覚えながら、両方の面を使ってプレーできます。

昔ペンホルダーを使っていた人は、再開を機に無理にシェークハンドへ変える必要はありません。以前の握り方を活かし、そのままペンホルダーで再開してもよいでしょう。

ペンホルダーには、日本式・中国式・反転用などがあります。ラバーの貼り方やバック面の使い方が異なるため、以前使っていたタイプが分かる人は、同じタイプから選ぶとよいでしょう。

初心者・再開者向けの代表的なラケット候補

ここでは、目的別に代表的なラケットを紹介します。

目的ラケット候補合板構成・平均重量
基本技術から始めたいエクスター5木材5枚合板・83g
軽めのラケットを選びたいメイス アドバンス木材5枚合板・78g
木材5枚合板で長く使いたいラティカ / スウェーデンエキストラ木材5枚合板・88g前後 / 85g前後
木材7枚合板で攻撃寄りにしたいSWAT / SK7クラシック木材7枚合板・85g前後 / 87g

エクスター5

エクスター5は、木材5枚合板で平均83gの入門向けモデルです。これから卓球を始める人や、ブランクが長い人に向いています。

フォア打ち、バック、ツッツキ、回転をかける練習など、基本技術から取り組みたい人に向いています。

メイス アドバンス

メイス アドバンスは、木材5枚合板で平均78gのモデルです。

軽めのラケットを選びたい人や、軽さを活かしてフォアとバックをバランスよく使いたい人に向いています。

ラティカ

ラティカは、木材5枚合板で88g前後のモデルです。

安定感を保ちながら、回転やスピードも出したい人に向いています。

スウェーデンエキストラ

スウェーデンエキストラは、木材5枚合板で平均85g前後のラケットです。

安定感を保ちながら、ドライブを中心に攻撃したい人に向いています。木材5枚合板で再開し、その後も使い続けたい人にも向いています。

SWAT・SK7クラシック

SWATとSK7クラシックは、どちらも木材7枚合板のモデルです。SWATは85g前後、SK7クラシックは平均87gとされています。

5枚合板よりも弾みを強くしたい人や、木材の打球感を残しながらスピードや威力を出したい人には、この2本の7枚合板が向いています。

まとめ|最初は自分が振り切れるラケットから選ぼう

最初のラケットは、素材や合板の枚数による弾み方、ラバーを貼ったあとの重さ、グリップの握りやすさを見て選びましょう。

ブランクが長い人や、基本技術から再開する人には木材5枚合板が向いています。基本技術から始めたい人にはエクスター5、軽めのラケットを選びたい人にはメイス アドバンス、木材5枚合板で安定感を保ちながら回転やスピードも出したい人には、ラティカやスウェーデンエキストラが向いています。

昔ある程度打っていた人や、スピードや威力を出したい人には、SWATやSK7クラシックのような木材7枚合板が向いています。木材ラケットよりもさらに弾みを求める人には、カーボンラケットも候補になるでしょう。

初めて卓球を始める人は、シェークハンドのフレアグリップから選ぶとよいでしょう。昔ペンホルダーを使っていた人や、ストレートグリップに慣れている人は、以前と同じタイプのラケットを選んでもよいでしょう。

ラケットを決めたら、次はラバーの種類と厚さを選びます。ラバー選びの基本は、こちらの記事で解説しています。

初心者・再開者向け卓球ラバーの選び方|厚さ・種類・候補を解説

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