初心者・再開者向け卓球ラバーの選び方|厚さ・種類・候補を解説

卓球ラバーを選ぼうとすると、種類の多さに迷いやすいです。

高弾性ラバー、テンションラバー、厚さ、硬さ、フォア面とバック面の組み合わせなど、最初に見るべきポイントがいくつもあります。

特に初心者や、久しぶりに卓球を再開する人は、「最初からよく弾むラバーを選ぶべきか」「昔使っていたようなラバーでよいのか」「厚さは中・厚・特厚のどれがよいのか」で迷いやすいと思います。

この記事では、初心者・社会人プレイヤー・ブランクのある卓球経験者向けに、卓球ラバーの選び方を解説します。

高弾性ラバーとテンションラバーの違い、ラバーの厚さ、フォア面とバック面の考え方、代表的な候補ラバーを知っておくと、どのタイプのラバーから選べばよいか判断しやすくなります。

ラケットとラバーをセットで選びたい人は、こちらの記事も参考になります。

30代・40代が卓球を再開するときのラケット・ラバーの選び方

初心者・再開者のラバー選びで最初に考えたいこと

初心者や再開者がラバーを選ぶときは、まず「安定して返球しやすいか」を基準にすると分かりやすいです。

卓球ラバーには、スピードを出しやすいもの、回転をかけやすいもの、コントロールしやすいものがあります。性能が高いラバーは魅力的ですが、最初から弾みが強すぎるラバーを選ぶと、ボールが飛びすぎて台に収めにくくなります。

最初に大切なのは、フォア打ち、バック、ツッツキ、軽いドライブなどの基本的な打球を安定させることです。ラリーが続くと練習しやすくなり、基本技術の練習も進めやすくなります。

特にブランク明けの場合、昔の感覚がすぐに戻るとは限りません。スイングのタイミング、ラケット角度、ボールへの入り方は、少しずつ思い出してくるものです。

そのため、ラバー選びでは「強いボールを打てるか」だけでなく、「今の自分が扱いやすいか」を重視すると始めやすくなります。

まずは安定して返球しやすいラバーから考える。
これが初心者・再開者のラバー選びの基本です。

初心者と再開者ではラバー選びの考え方が少し違う

初心者と再開者では、ラバー選びの基準が少し変わります。

どちらも扱いやすさは大切ですが、卓球経験の有無によって選びたいラバーは変わります。

初心者はコントロールしやすいラバーを選びたい

卓球初心者は、まずボールを台に入れる感覚を養うことが大切です。

最初からスピードや威力を求めすぎると、基本技術を覚える前にミスが増えやすくなります。まずは、コントロールしやすいラバーを中心に考えると始めやすいです。

回転をかける練習にもつながり、フォア打ち、バック、ツッツキ、ドライブなどの基本技術を覚える入口になります。

初心者の場合は、「よく弾むラバー」よりも「安定して打ちやすいラバー」を優先するとよいでしょう。

再開者はブランクの長さと昔の経験値で考える

再開者は、初心者とまったく同じ選び方にする必要はありません。

中学や高校である程度プレーしていた人なら、回転やスピードを意識したラバーも候補に入ります。昔ドライブを打っていた人や試合経験がある人は、少し弾むラバーの方がプレーの方向性に合いやすいこともあります。

一方で、10年以上のブランクがある人は、まず扱いやすいラバーから入る方が始めやすいです。現在はテンションラバーの選択肢が増えているため、昔の高弾性ラバーとは弾み方や飛び方の印象が変わります。

再開者の場合は、年齢よりもブランクの長さ、練習頻度、昔どのくらい打てていたかを基準にすると判断しやすくなります。

久しぶりのプレーで感覚を戻したい人は安定重視。
昔ある程度打てていた人は、回転やスピードも意識する。
社会人クラブなどで継続的に練習する人は、現代的なテンションラバーも検討する。

このように分けると、自分に合う方向性が見えやすくなります。

高弾性ラバーとテンションラバーの違い

卓球ラバーを選ぶときによく出てくるのが、高弾性ラバーとテンションラバーです。

細かく見るとさまざまな種類がありますが、初心者・再開者はまず大まかな違いを知っておけば大丈夫です。

高弾性ラバーは、昔からある定番系のラバーとして考えると分かりやすいです。代表的なものには、ヤサカのマークVなどがあります。テンションラバーほど弾みが強すぎないものも多く、基本技術を確認しながら再開したい人に向いています。

テンションラバーは、現在広く使われているラバーです。スピードや回転を出しやすいものが多く、現代的なプレーに慣れたい人の候補になります。

初心者やブランクが長い再開者は、いきなり弾みの強いテンションラバーを選ぶより、マークVのような安定重視のラバーから入る方が打球を台に入れやすくなります。

一方で、現代的なスピードや回転に慣れていきたい人は、扱いやすさも重視したテンションラバーを選ぶと、テンションラバー特有の弾みや飛び方を覚えやすくなります。

最初のラバー選びでは、次のように考えると判断しやすいです。

  • 昔の感覚に近いラバーで再開したい人:高弾性ラバーが候補
  • 現代的な回転やスピードに慣れたい人:扱いやすいテンションラバーを検討
  • かなり久しぶりに再開する人:フレクストラやマークVのような安定重視のラバーから考える

高弾性ラバーとテンションラバーの違いは、今後さらに詳しく解説する予定です。この記事では、まず「昔ながらの定番系」と「現代的なテンション系」で弾み方や回転のかけやすさが変わる、と押さえておくとよいでしょう。

ラバーの厚さは中・厚・特厚のどれがよいか

ラバーを選ぶときは、厚さも大切です。

卓球ラバーの厚さには、中、厚、特厚などがあります。基本的には、スポンジが厚いほど弾みや威力を出しやすくなります。一方で、厚くなるほどボールが飛びやすくなるため、最初はコントロールとのバランスを考える必要があります。

初心者やブランクが長い再開者は、中から厚あたりを中心にすると扱いやすいです。

中は、弾みを抑えやすく、コントロールを重視したい人に合いやすい厚さです。かなり久しぶりに再開する人や、まず台に入れる感覚を戻したい人は中から考えると分かりやすいです。

厚は、安定感と回転、弾みのバランスを取りやすい厚さです。初心者から一歩進みたい人や、昔ある程度打てていた再開者は厚を基準にしやすいです。

特厚は、スピードや威力を出しやすい厚さです。ドライブの威力を重視したい人には魅力がありますが、最初から特厚にこだわる必要はありません。ブランクが長い人は、まず中や厚から選ぶ方が感覚を戻しやすくなります。

再開者なら、フォア面は厚、バック面は中または厚から選ぶとバランスを取りやすいです。フォアは回転や威力、バックは安定感を重視すると考えやすくなります。

厚さについては、今後「中・厚・特厚の違い」を個別記事で詳しく解説する予定です。この記事では、最初は中から厚を中心に考えるとよいでしょう。

フォア面とバック面のラバーはどう考える?

卓球ラケットは、フォア面とバック面でラバーを変えることができます。

初心者の場合は、両面同じラバーから始めると、フォア面とバック面での打球感の差が少なくなり、基本技術を覚えやすくなります。

再開者や少し経験がある人は、フォア面とバック面で役割を分けるとラバーを選びやすくなります。

フォア面は、回転や威力を重視しやすい面です。ドライブを打ちたい人は、少し回転性能や弾みを意識したラバーを選ぶとプレーの方向性に合いやすくなります。

バック面は、安定感を重視しやすい面です。ブロック、ツッツキ、軽いバックドライブなどを安定させたい場合は、フォアより少し扱いやすいラバーを選ぶとバランスを取りやすいです。

たとえば、次のように考えると分かりやすいです。

  • 初心者:両面同じラバーで、フォアとバックの感覚をそろえる
  • ブランクが長い再開者:フォアもバックも安定重視
  • 昔ある程度打てた再開者:フォアは回転重視、バックは安定重視
  • ドライブを打ちたい人:フォアに少し性能の高いラバーを選ぶ

最初から難しく考えすぎる必要はありません。まずは自分が安定して打てることを優先し、慣れてきたら、フォアは回転重視、バックは安定重視のように、ラバーを変えるか検討するとよいでしょう。

初心者・再開者が選びやすい代表的なラバー候補

ここでは、ラバー選びの方向性をつかみやすいように、目的別に代表的な候補を紹介します。実際に選ぶときは、ラバーの厚さ、練習頻度、フォア面・バック面の使い分けもあわせて考えると、自分に合うラバーを選びやすくなります。

目的候補ラバー向いている人
安定重視フレクストラ / マークVまず返球を安定させたい人
回転と安定のバランスフライアット スピン / ラクザ7ソフトドライブや回転を意識したい人
現代テンション系入門ロゼナテンション系に慣れたい再開者
ドライブ重視ファスタークG-1昔ある程度打てていた人、攻撃寄りでプレーしたい人

バタフライのフレクストラは、コントロール性能を重視したラバーです。これから卓球を始める人や、かなり久しぶりに再開する人の候補です。安定重視なら、最初の1枚として選びやすいラバーです。

ヤサカのマークVは、昔からある高弾性ラバーの定番です。昔卓球をしていた人なら、名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。現在のテンションラバーほどの弾みを求めるというより、昔ながらの感覚に近いラバーで再開したい人に向いています。

ニッタクのフライアット スピンは、回転を意識したい人向けの候補です。安定感だけでなく、ドライブなどの回転技術にもつなげたい人に合いやすいラバーです。

ヤサカのラクザ7ソフトは、ラクザ7のトップシートに柔らかめのスポンジを組み合わせたラバーです。回転のかけやすさと安定感を重視したい人に向いています。バック面や、柔らかめの打球感を好む人にも選びやすいラバーです。

バタフライのロゼナは、現代的なテンションラバーに慣れたい再開者向けのラバーです。安定感と性能のバランスを見たい人に向いています。テンションラバーを試したいけれど、いきなり上級者向けに寄せすぎたくない人の候補です。

ニッタクのファスタークG-1は、スピンドライブを重視したい人向けのラバーです。再開直後の全員向けというより、昔ある程度打てていた人や、ドライブ中心で攻撃寄りにプレーしたい人に向いています。

ラバーを選ぶときは、まず安定重視か、回転と安定のバランス重視かを決めると考えやすくなります。

かなり久しぶりなら、安定重視のフレクストラやマークV。
回転も意識したいなら、フライアット スピンやラクザ7ソフト。
現代テンション系に慣れたいなら、ロゼナ。
ドライブ重視でプレーしたいなら、ファスタークG-1。

このように目的から見ると、ラバーを絞りやすくなります。

まとめ|最初は扱いやすいラバーから選ぼう

初心者・再開者のラバー選びでは、最初から弾みすぎるラバーを選ばなくても大丈夫です。

大切なのは、今の自分が安定して打てるかどうかです。フォア打ち、バック、ツッツキ、軽いドライブが安定すると、練習しやすくなり、卓球を続けやすくなります。

初心者は、まずコントロールしやすいラバーを中心に考えると分かりやすいです。再開者は、ブランクの長さ、練習頻度、昔どのくらい打てていたかを基準にすると、自分に合うラバーを判断しやすくなります。

高弾性ラバーは、昔ながらの感覚に近いラバーで再開したい人に向いています。テンションラバーは、現代的なスピードや回転に慣れたい人の候補になります。

厚さは、中から厚を中心に考えると扱いやすいです。特厚は威力を出しやすい反面、弾みも強くなりやすいため、最初からこだわりすぎなくてもよいでしょう。

ラバー選びに迷う場合は、まず安定重視か、回転と安定のバランス重視かを決めると選びやすくなります。かなり久しぶりなら安定重視、少し本格的に打ちたいなら回転と安定のバランス、昔ある程度打てていた人なら現代テンション系やドライブ重視のラバーも候補になります。

ラケットとの組み合わせも含めて考えたい人は、こちらの記事も参考になります。

30代・40代が卓球を再開するときのラケット・ラバーの選び方

タイトルとURLをコピーしました